第89回都市対抗野球滋賀1次予選が 毎日新聞 に掲載されました。
滋賀1次予選 決勝
OBC、延長戦制す 2年連続県代表に /滋賀
第89回都市対抗野球大会(日本野球連盟、毎日新聞社主催)の滋賀1次予選は30日、
大津市の皇子山球場で準決勝2試合と決勝戦があった。
タイブレークの延長戦となった決勝は、OBC高島が2-1の逆転サヨナラ勝ちで甲賀
健康医療専門学校との熱戦を制し、2年連続で滋賀代表の座をつかんだ。
OBC高島は10日、京都府宇治市の太陽が丘球場で始まる京滋奈1次予選に出場。
上位1チームが近畿地区2次予選の切符を得る。【諸隈美紗稀、礒野健一】
▽決勝
甲賀健康医療専門学校
0000000001=1
0000000002=2
OBC高島
(延長十回、十回からタイブレーク)
(甲)北村-金田
(O)小田-村上
OBC高島は1点を追う延長十回、無死満塁から浜西が右前適時打を放ち同点とすると、
1死満塁から村上が右前適時打を放ちサヨナラ勝ちした。先発・小田は被安打1の好投で
勝利に貢献した。甲賀健康医療専門学校は延長十回に草なぎのスクイズで先制したが、
あと1本が出なかった。
▽準決勝
OBC高島
020030001=6
010010000=2
全大津野球団
(O)吉井、西村、坂本-橋本
(全)池村、今江-今井
▽三塁打 橋本(O)
▽二塁打 佐竹、橋本2、余、角石、村田(O)千代、奥田(全)
OBC高島は二回、浜西、村田、角石の3連打などで1死満塁とすると佐竹が二塁打を放ち、
2点先取。その後も着実に加点した。全大津野球団は二回、江口の適時打で1点を返すも、
終盤は3回5三振と抑え込まれた。
勝った経験、次へ
〇…「延長まで小田さんがいいピッチングをしていたので、貢献したかった」。
試合終了後、2年連続の京滋奈1次予選進出を決める適時打を放った村上塁太捕手(23)が
白い歯を見せた。「決めれば今日のヒーローだ」と、ベンチからの声援が飛んだ延長十回裏。
同点で迎えた1死満塁の好機、相手投手の初球を思い切り振り抜くと、打球は右前に。
被安打1、失点1の完投と好投を見せた小田悠斗投手(24)が見つめる中、小さくガッツポーズした。
小田投手は「今日はいつも通りのピッチングができた。チームは勢いに乗っている」と振り返る。
昨年は京滋奈1次予選を制し、近畿地区2次予選に駒を進めたが、2回戦で敗退した。
野原祐也監督(33)は「今日は全員で勝ち取った試合。苦しんで勝った経験が、今後の
京滋奈予選につながってくる」と力を込めた。
